家具工房ひょうたん蔵のほとんどの製品が無垢材を使って作られています。
無垢の家具、木製品は使うほどに手に馴染み、丁寧にお手入れをしながら使っていただければますます良い風合いに経年変化していきます。
無垢材は他の素材には代え難い大きな魅力を持っています。
その無垢材ならではの魅力を最大限感じていただけるようにデザインし製作しています。
ひょうたん蔵で主に使用しているナラ、ウォールナット、チェリー、桜、タモ、クルミなどの広葉樹材は今ではとても貴重で高価な自然素材です。
自然から贈られた大事な資源ですので私たち作り手はお客様に長いこと気に入って使っていただける作品づくりをしていかなければならないと強く思っています。
また、ひょうたん蔵では納品後もできるだけお客様との関係を保ち続けたいと考えています。
製品に万が一問題が発生した場合にも迅速に対応させていただくためでもあります。
お客様が心から満足していただくためにはアフターケアがとても大切なことだと考えています。
実際に今までのお客様は何も問題が起っていなくてもたまにご連絡いただいたりして楽しくお付き合いをさせていただいているケースが多いです。
これこそ私たちが思い描いていた家具工房としての理想的なスタイルです。
すべてはひょうたん蔵の家具や木工品を末永く大切に使っていただくことを目的として実行しています。
ひょうたん蔵では、主にナラ、アメリカンチェリー、ウォールナット、クルミ、タモ、サクラ、クリの材料を家具や小物作りに使っています。
ひょうたん蔵の家具・インテリア小物は基本的にオイルフィニッシュです。
オイルフィニッシュは出来あがった製品の素地にオイルを染み込ませ、表面を保護する塗装の方法です。
「塗る→拭き取る」の作業を数回繰り返し仕上げます。
オイルフィニッシュの特徴は、表面に塗膜を作らないため木が呼吸し続ける事ができます。
ですから、木の持つあたたかみや自然な風合いを損ねず、時を経ることで自然なツヤがでてきます。使い込めば良い味がでてきて、愛着が湧いてくることでしょう。
ただ塗膜がない分、水分や熱に弱い事が弱点です。
時々メンテナンスをしていただいたり、ちょっとした気遣いをしていただければ、ずっと長く使い続けていただけます。
テーブル天板にシミやキズを付きにくくする為に、ランチョンマット、コースター、鍋敷きなどを使っていただいて、濡れたもの、熱いものから表面を守ってあげて下さい。
キャピタルペイント「NA-6 オリオ2」
天然植物オイルの主剤とポリウレタン樹脂硬化剤からなる2液性オイルフィニッシュです。ウレタン反応型なので一般のオイル系塗料よりも物性面において大変優れています。特に撥水性が良くて輪染みなども付きにくいです。
この塗料の詳しい内容はキャピタルペイントの商品ページをご覧ください。
プラネットカラー「ハードクリアオイル」
100%植物油と植物性ワックスを使用した天然木材保護塗料で、 クライデツァイト社とプラネットジャパンの共同開発によって生まれ、木の特徴を最大限引き出し人と環境にやさしい安全な塗料です。
この塗料の詳しい内容はプラネットジャパンの商品ページをご参照ください。
その他、必要に応じてウレタン塗装、ラッカー塗装も行っております。
オイルフィニッシュした家具のメンテナンス方法です。
日常の汚れは固く絞った布巾で拭きとって下さい。
「家具のツヤが無くなったな。」と感じてきたら全体的にオイルを塗ってよく拭き取ってあげて下さい。
例えば、ダイニングテーブルなどのように頻繁に水拭きする事の多い家具は1~2年に一度、その他の家具や木製品は特にメンテナンスの必要はありませんがかさつきが気になるようでしたらメンテナンスしてやってください。
塗料をご希望の方 には使用する量をお分けしていますので、お気軽にご相談ください。
無垢の家具と暮らすには、家具の事を少しだけ気遣う生活を心がけてみて下さい。
無垢の木は元々自然環境にあった素材ですから、強い直射日光、極端な冷暖房、加湿、除湿にあまり強くありません。
できるだけ自然に近い環境づくりをしてもらえると、家具も心地よくいることができます。
生活の中で使い込んでくると、どうしてもシミやキズができてきてしまいます。
その一つ一つも家具と家族の歴史として次第に良い味として変化してきます。
キズや汚れがどうしても気になるようでしたら削りなおして新品の様に再生することも無垢の家具なら可能です。
少し気遣いながらも、あまり神経質になりすぎずに無垢の家具と共に楽しく暮らしていただければと思います。
無垢の家具はデリケートな部分も持っています。
下記の様な取り扱いは絶対にしないで下さい。また下記内容で生じた不具合、破損に関しては、保証の対象外となりますのでどうぞご注意ください。
・本来の家具の用途と違う使用方法。(改造などもしないでください。)
・不自然な環境での使用。(屋外、高温の室内、過度な加湿状態など)
・不注意な取り扱い。(家具の移動、お引越しなどの移動にもご注意ください。)