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壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)

相模原市のS様邸に納品した壁面収納の本棚です。

壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)

設置したのは3階の階段ホールのちょっと広くなったスペース。そこの一番奥の壁面いっぱいに取り付けしました。

 

さて、ここからは取り付け工事の様子です。↓

(ボルダリングしているわけではありませんよ。)

壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)取り付け工事1

壁に家具を留めるための横桟を打ち付けているんです。この桟は付ける時と付けない時があります。今回の家具は扉が付かない本棚なのでビス留めしたところがもろに見えてしまいます。もちろんビス頭を隠すキャップはしますが、ビス留めするのはなるべく四隅の目立ちにくいところだけにしたいところです。それでこの横桟を打っておけばどこにでも好きな場所にビスを打てるわけですね。当然のことですがこの横桟自体をガッチリ留めておかなくては何の意味もありません。壁の内部にある間柱の位置を芯探しで探して(間柱はだいたい横幅455ミリピッチで入っています)全ての柱にビス留めしています。 

壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)取り付け工事 組み立て

S様邸は階段が回り階段でしたので大きな家具は搬入できそうになく、よって板の状態にばらして持っていき、このベランダから吊り上げて搬入しました。で、それを現場で組み立て直しました。壁と天井いっぱいの家具を組み立てるには非常に狭いスペースでしたが何とか組み立てられました。

壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)埋め木

組み立てた本体を壁に固定したあとは周りの壁との隙間を埋める作業です。横壁との隙間を埋めるのは「埋め木」または「フィラー」とか言ったりします。天井との隙間を埋める埋め木は「支輪」とも言います。

壁一面に造り付けた本棚(相模原市・S様邸)完成

壁との隙間をピッタリと埋めて、可動棚も入れたら完成です。特になんてことないシンプルな本棚ですが壁面いっぱいにきちっとおさまると気持ちがいいですね。今回の家具はすべてナラの突板合板を使ったフラッシュ家具です。全ての板の前木端にはナラ無垢材の挽板5ミリ厚を貼っています。仕上げはクリアのラッカー塗装です。


素材:ナラ突板合板

仕上:クリアラッカー塗装

サイズ:1670(w)×333(d)×2354(h)