横浜市の新築マンションのお宅、A様邸に納めた壁面収納です。リビングの壁一面に取り付けたかなり大型のキャビネットです。
この壁面収納の取り付け工事中の様子です。家具は天井いっぱいまでの高さがありますが、梁のある所は実際には収納がすごく薄くなっています。本体はアメリカンチェリーの突板合板を使ったフラッシュ構造の板で作られています。
最後に扉や引き出しを取り付けして完成です。マンションの建具で使われていた引手金物と同じデザインの物をメーカーから取り寄せて家具の引手に使っています。
表に出てくる面はすべてアメリカンチェリーの無垢材を使っていますので、これから年月を重ねていくと次第に色味が濃くなってきてお部屋の床やドアの色に近づいてきます。ただ色が濃くなるだけでなくどんどんと深みが出てくるから長く使えば使う程にその魅力は増していきます。
家具の扉は突板や化粧板などを使ったのっぺりとしたフラッシュ扉がいまや一般的ですが、無垢材の框扉の良さはフラッシュ扉には無い趣きや美しさがあります。ひょうたん蔵でもフラッシュ扉を作ることはごくまれにありますが、家具の出来上がりとして面白くもなんとも無いのであまりお勧めはしていません。納品事例にもほとんど載せていません。あしからず。
主材:アメリカンチェリー無垢材、箱本体内面はアメリカンチェリー突板合板
仕上:オイルフィニッシュ
サイズ:2097(w)×2504(h)×400(d)