![骨壷ケース(山武市・S様邸)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=517x10000:format=jpg/path/sfa4a5dda89c92a1c/image/ie9e0539c8bb9f8ad/version/1538819603/%E9%AA%A8%E5%A3%B7%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9-%E5%B1%B1%E6%AD%A6%E5%B8%82-%EF%BD%93%E6%A7%98%E9%82%B8.jpg)
8月に亡くなったF様の愛猫ネロ君の遺骨が入った骨壺を収納するためのケースです。
うちも今年1月に愛犬「デール」を亡くしましたが、そのデールの骨壺を納めるための木製ケースを作ってやったことをブログでご紹介させてもらいました。
それをたまたまご覧になられたFさんご夫妻が「これだ!」と思ってメールで問い合わせてきてくださったのです。
骨壺ケースにはこれまでにも何件かのお問い合わせをいただいていましたが実際に製作に至ったのは今回が初めてです。
Fさんが最初に問い合わせてきてくださったメールの丁寧な文面からは、ネロ君を失ったことへの辛い思いがこちらにも痛いほど伝わってきました。僕らもデールを失ったばかりでしたからなおさらね。
その後、幾度かメールのやり取りをさせていただいてからうちにもいらして実際にデールの骨壺ケースをご覧いただきました。
その時にFさんご夫妻が涙を流しながら話してくださったネロ君の思い出話や息を引き取るまでの闘病生活の話などお聞きしていたら、僕も妻も涙が止まらなくなってしまってちょっと困りましたね。
![骨壺ケース(横浜市・F様邸)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=700x10000:format=jpg/path/sfa4a5dda89c92a1c/image/i856d34a845a224e2/version/1538819439/%E9%AA%A8%E5%A3%BA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9-%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82-f%E6%A7%98%E9%82%B8.jpg)
デールの骨壺ケースは胴がウォルナットとアメリカンチェリーのツートンで作りましたが、ネロ君は黒猫だということで胴はウォルナットの単色で作ることになりました。蓋はアメリカンチェリーです。
今はまだ色のコントラストが大きいですがチェリーはだんだん色焼けして濃い色になり、ウォルナットは色が抜けてくるのでそのうち同じような色味になってきてよりシックな雰囲気になると思います。
![愛猫のための骨壺ケース(横浜市・F様邸)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=527x10000:format=jpg/path/sfa4a5dda89c92a1c/image/i33d83f6a2dda2c8d/version/1538819461/%E6%84%9B%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E9%AA%A8%E5%A3%BA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9-%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82-f%E6%A7%98%E9%82%B8.jpg)
納品後、ネロ君の骨壷がきちんと納められた画像付きのメールを早速送ってくださいました。
涙が出るほど嬉しいメールだったのでその文面の一部を勝手にご紹介させていただきますね。
大判のハンカチで骨壺を包み、蓋を開けそっと入れた瞬間
いつも三白眼だった気難しい彼女がフッと笑顔を向けてくれた...そんな気がして
また二人で泣いてしまいました。
まるで昔から普通にそこに鎮座していたかの様に、自然と家に調和している
ネロの終生の住処は、僕達夫婦の心に本当に暖かな燈火を灯してくれたと思います。
「ひょうたん蔵」飯田ご夫妻
僕達夫婦の願いを、最高のカタチで具現化して頂き
心から感謝いたします、不躾な思いを真摯に受け止めて頂いた事決して忘れません
本当に...本当に有難う御座いました。
![愛猫のための骨壺ケース(横浜市・F様邸)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=527x10000:format=jpg/path/sfa4a5dda89c92a1c/image/i8326fad253e8cc4a/version/1538819473/%E6%84%9B%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E9%AA%A8%E5%A3%BA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9-%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82-f%E6%A7%98%E9%82%B8.jpg)
今思うと僕自身がFさん夫妻の動物を思うやさしい気持ちに癒されていたような気がしています。
こういう感情は大事にしていたペットを最後まで看取った者にしかわからないことなのかもしれませんね。
Fさん夫妻との素晴らしい出会いは天国にいるデールとネロ君のおかげです。ありがとう。